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大豆レシチンの効果・効能

公開日: : 最終更新日:2015/04/20 健康食品

大豆
「大豆レシチン」について説明する前に、まず「レシチン」という成分についてお話したいと思います。
レシチンとは、黄色いリン脂質であり、動物や植物の細胞内に存在し、脳神経や神経組織を構成する重要な物質です。
「レシチン(lecithin)」という名称の語源は、卵黄を意味するギリシャ語レシトース(Lekithos)。
その名の通り、レシチンは、卵黄に多く含まれていることが知られていますが、実際には卵黄以外にも大豆、ピーナツ、酵母、うなぎ、レバーなどにも多くみられます。
レシチンが健康な毎日を送るのに欠かせない物質として注目されている理由のひとつに、その乳酸化作用があります。
「乳酸化作用」とは、水と油を結びつける働きのことです。
この乳酸化作用によって、レシチンは体内の過剰なコレステロールを引き付け、代謝することでコレステロール値を下げるのに一役かってくれるのです。
レシチンは上記にあるように、いくつかの食品に含まれていますが、ここで取り上げる「大豆レシチン」は、卵黄レシチンよりもコレステロール値が低いという利点があります。
大豆レシチンは、身体に必須といわれるリノール酸とリノレン酸を多く含みます。
また、神経機能を高め、記憶力や集中力を上げたり、認知症の予防と改善に役立つという物質ホスファチジルコリンも含みます。

肝臓を保護する効果

大豆レシチンを取ることで、内臓などの器官を健康に保つことができます。
大豆レシチンは、人体に不可欠な栄養素のひとつです。
大豆レシチンの効果として知られているものに、肝臓の保護があります。
その摂取によって、肝炎や脂肪肝の予防や改善を期待することができるのです。
そもそも、レシチンは肝臓や神経組織、脳に多く含まれている物質です。
年を取るにつれてレシチンのつくられる量は少なくなります。
レシチンは肝臓でつくられた脂肪を排出する働きを持ちますが、それが欠乏することで脂肪肝がもたらされる可能性があります。
また、その欠乏により肺癌を始めとするさまざまな障害がもたらされることが知られています。
大豆レシチンを摂取することで、肝臓の負担が取り除かれます。
臨床調査によって、肝炎をわずらっていた人にレシチンを投与したところ、症状が改善したという事実が報告されています。
レシチンを摂取することにより、アルコールによる肝臓の障害が予防できるという研究結果もあります。
肝臓は、有害な物質の解毒作用、たんぱく質・糖・脂質・ホルモンの代謝作用など人体にとってきわめて重要な機能を持つ器官です。
大豆レシチンによって、大切な肝臓をいつまでも健康に保ちたいものです。

動脈硬化を予防する効果

「動脈硬化」とは、端的にいえば血管の老化現象です。
動脈の壁が硬くなり、弾力性を失った状態になります。
動脈硬化は、コレステロールなどの脂質が動脈の壁に沈着することでもたらされます。
これにより、血流が悪くなり、血管が弱く、壊れやすくなってしまうのです。
これは、身体のどの血管にも起こり得ます。
年を取るに従って生じる現象ですが、若い人でも動脈硬化になることがあります。
動脈硬化は、心筋梗塞や脳血栓、脳出血、クモ膜下出血などの原因になりますから、なんとか予防したいものです。
動脈硬化を予防する方法は、まず生活習慣を改善することだといわれます。
適度な運動をし、食事を肉ではなく、魚や野菜中心のメニューに代え、タバコをやめる。
しかし、動脈硬化予防に効果的なものがさらに存在します。
レシチンを取ることです。
レシチンには、水と油を結びつける「乳酸化作用」があるので、体内の余分なコレステロールを引き付け、排出してくれます。
レシチンは、卵黄にもっとも多く含まれますが、残念ながら卵黄はコレステロール値が高いので、動脈硬化の予防のためには大豆レシチンをお勧めします。
大豆レシチンを毎日の習慣に加えることで、血液の老化を遅らせ、健康を保つことが可能になります。

脳の働きを高める効果

大豆レシチンは、アンチエイジング効果があるといわれますが、実際にどうなのでしょうか?
大豆レシチンは、さまざまな面で脳の働きを高めることで知られています。
レシチン自体が、脳をはじめとする、神経組織などに多く含まれている物質です。
レシチンから生成されるアセチルコリンという物質がありますが、これは脳神経伝達物質です。
このアセチルコリンが、記憶力などに作用するため、レシチンを取ることが認知症の予防につながると期待されているのです。
認知症にまでいたらなくても、物忘れがひどくなったという自覚症状があれば、食生活に大豆レシチンを取り入れるのがいいかもしれません。
認知症は、65才以上になると10人に1人は発症するといわれています。
その原因にはさまざまなものがありますが、生活習慣病であるという説も存在します。
一例として、2005年にアメリカで行われた研究によれば、45才前後で内臓脂肪が多い人を追跡調査したところ、30年後にはその90パーセントが認知症になっていたと報告されています。
脂質を排出する働きのあるレシチンを取っていれば、こういった肥満になりにくくなるでしょう。
また、記憶力を伸ばしたい受験生にとっても、大豆レシチンは助けになります。

ダイエット効果

肥満はある種の生活習慣病と考えてもいいでしょう。
ちゃんとした朝食を取らなかったり、野菜を食べず、ファーストフードなどを頻繁に取っていると、結局は身体のバランスを崩し、太りすぎてしまうことになります。
いたずらに食事の量を減らしたり、油抜きの食事を取ることで体重は減るかもしれませんが、健康を保てるかどうかは疑わしいものです。
健康的にやせたいのであれば、大豆レシチンをお勧めします。
レシチンは脂質の一種であることから、ダイエットと結びつけて考えられない人もいるでしょう。
「油を減らすことによってやせる」というのは、一般に広まっている「迷信」です。
すべての脂質が有害なわけではありません。
レシチンには、余分なコレステロールを排出するという機能があります。
人間の脳や神経組織、肝臓に多く含まれるレシチンは、不要なコレステロールや中性脂肪を減らしてくれるため健康な毎日を送るためになくてはならない物質です。
レシチンはさまざまな食物から摂取することができますが、ダイエットのために取るのであれば大豆レシチンが最も適切でしょう。
他にレシチンを多く含む食べ物といえば卵黄ですが卵黄にはコレステロールが多く含まれます。
大豆レシチンに関しては、カプセル状のものや顆粒状のものなどさまざまなサプリメントが販売されているので、通信販売などで手軽に手に入れることが可能になっています。

1日の摂取量

肝臓を保護し、動脈硬化を予防し、脳の働きを高めるレシチンは、健康で幸せな人生を送るために欠かせない物質です。
では、一日にどれくらいレシチンを取ればいいのでしょうか?

レシチンの理想的な摂取量は、1000~5000ミリグラムということです。
しかし、比較的大豆製品を取っている日本人であっても、実際のレシチンの摂取量は一日に1000ミリグラム未満であるといわれています。
レシチンを最も多く含む食品は卵黄ですが、卵黄を大量に取ることはあまりお勧めできません。
卵黄のコレステロール値はかなり高いからです。
では、比較的レシチンの含有量の多い大豆はどうなのでしょうか?

残念ながら、5000ミリグラムのレシチンを取ろうと思ったら、信じられないほどの量の大豆が必要となります。
なぜなら、大豆に含まれるレシチンは、大豆自体の0.5パーセントほどしかないからです。
ですから、必要な量のレシチンを食事だけから得ようとするのはあまり現実的なことではありません。
食事が肉類中心で、あまり大豆を取らない人はレシチンがかなり不足していることがわかると思います。
適切な量のレシチンを摂取するためには、大豆由来のサプリメントを取ることをお勧めします。

大豆レシチンの副作用

まずはじめに、サプリメントを取る取る際に誰しも気をつけなければいけない点をお話します。
基本的に、ビタミンをはじめとする栄養素は単独で作用することはありません。
こういった栄養素は、互いに支えあって身体に効果をもたらしますから、ひとつの栄養素を過剰に取ると、別の栄養素が欠乏状態になることがあります。
例えば、ビタミンCが美容にいいと聞いて、いきなりビタミンCのサプリメントを何千ミリグラムを取った場合、確実に身体に欠乏状態をもたらします。
ビタミンCは、ある程度カルシウムやビタミンB複合体とバランスを取る必要があります。
ですから、大豆レシチンを取る際にも、他の栄養素とのバランスを取るようにしてください。
そうしないと、ある種人工的な栄養素の欠乏状態がもたらされ、それをレシチンの副作用と勘違いする可能性があるからです。
さて、こういった栄養のアンバランス以外に、大豆レシチンに副作用はあるのでしょうか?

10から30グラムの大豆レシチンを摂取しているのであれば、明らかな副作用は認められないようです。
しかし、それ以上の量になった場合、さまざまな身体的な問題をもたらすことがあります。
それは、胃腸障害、下痢、食欲不振、ジンマシン、頭痛などです。
また、大豆にアレルギーのある人は、当然身体的な反応を生じる可能性があります。
大豆レシチンを取る際には、サプリメントに添付されている用法・守るようにし、あまりに過剰な反応があった場合、医者に相談するのがよいでしょう。

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